らららクラシック
複雑な見た目のオーボエ
メロディー奏でることが多く、切なくも素敵な音色を持つオーボエ。しかし、その見た目はとても複雑です。実に400~500個もの部品からできており、表面を覆いつくす穴を押さえるためのキーは25個もついています。その複雑さは、祖先となったルネサンス期の「ショーム」、バロック時代の「バロックオーボエ」、そして現代の「モダンオーボエ」と改良が重ねられるうちに、生み出されていったのです。遠くまで聞こえる繊細できらびやかな、洗練された音を求めた結果ともいえるでしょう。